2009年12月14日月曜日

吉野 弘詩集

作品について
いつかぼくの親友が結婚する時には、この人の言葉を借りて会場での挨拶を終えたい。
人前で自分の言葉を親友に送るのは、少し恥ずかしいから。

学んだこと
  • 土筆【tsukusi】=土から生えた筆(P13)
  • 禅譲【zenjou】=帝王がその位を有徳の人に譲ること(P13)
  • 淡紅色【tokiiro,tankousyoku】=トキの羽のような色(P15)…わずかに灰色のかかった淡紅色のことを鴇色というらしい。
  • 物の本に書いてある(P20)…吉野さんがよく使う言葉
  • 正直な求愛(P27)…なんかよい
  • 海のなかにはアルキメデス(P28)…なんかよい
  • 天餌【tenji】=中村草田男の造語(P40)
  • 氷肌玉骨【hyoukigyokukotsu】=寒中に白い花を開いた梅の木の姿(P45)
  • 人は多分救いようのない生きもので その生涯は 赦すことも赦されることも 共にふさわしくないのに この絵の中の子供は 母なる人に ありのまま受け入れられている そして、母親は ほとんど気付かずに 神の代りをつとめている このような稀有な一時期が 身二つになった母子の間には 甘やかな秘密のように ある(P70)…たしかに、じゃあぼくは赦されたいのではなくて、母の子に対する純粋な赦しが見たいだけなのか。
  • 他人には見えて 自分には見えない幸福の中で 格別驚きもせず 幸福に生きている(P88)…自分をしっかり客観視しないと
  • 幸福の要求ほど良心的なものがあるであろうか=三木清の言葉(P213)

お気に入り
白い表紙(P66)
祝婚歌(P88)
貝のヒント(P143)

0 件のコメント:

コメントを投稿