2009年12月13日日曜日

歎異抄

作品について
作者は唯円とされている。
二部に分かれていて、前半(九章まで)は親鸞の語録、後半は唯円の著作。

学んだこと
  • 如信は親鸞の孫(P7)
  • 心は分別して道理を知り、身は行動して事実を感覚するもの(P12)…カッコヨス
  • 衆生【syujou】=生あるものみな(P12)
  • 人知の及ばないところに如来の本願は信ぜられる(P14)…あ〜、ただの教えとしか解釈してはいけないのか。確かに、無限の神の考えを理解できるわけがない。
  • 浄土=不安と苦悩のない境地=涅槃【nehan】(P18)
  • 一個の助詞は文章を生命づけ、感情のデリケートな動きを生き生きと表現して、文章の迫力を増すもの(P31)…難しいなあ。
  • 有情【ujou】=こころあるもの。衆生と同意(P48)
  • わが弟子、ひとの弟子の争いあるところ、指導欲の相が見えてあさましい。(P51)…コレ言われちゃあな。
  • 外道=仏教以外の道(P52)
  • 娑婆【syaba】=雑会と訳す。いろいろの衆生のおるところ。この世。(P55)
  • 経には十念の称名によって八十億劫にわたる重罪が滅ぶと説かれてある。それは十悪・五逆の罪の重いことを思い知らせるものであって、念仏を滅罪の行にせよということではない。(P73)…念仏すりゃ、どんな悪いことしても往生できるなんて、ほんまでっか!?といった念仏滅罪説と闘う唯円。
  • 一紙半銭も仏法のかたにいれずとも、他力にこゝろをなげて、信心ふかくば、それこそ願の本意にてさふらはめ。=たとえ一枚の紙、一文の銭を寄付しなくても、他力に心をうち込み、信心ふかきことこそ本願にかなうものである(P83、85)…新興宗教っていったい。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿