2009年12月16日水曜日

化物語上下、傷物語、偽物語上下

作品について

初めて読んだライトノベル。

小説は古いのしか読まないほうだが、これはめっちゃ面白くてハマった。

アニメも秀逸。


学んだこと

  • 考えてみたら、僕、何の役にも立ってないしな」 「そうね。ゴミの役にも立たなかったわ」 ………… 意味は同じだけれど、より酷い表現だった。(P115ドエスと付き合いたいな
  • 世の中に 人の来るこそ うるさけれ とは言ふものの お前ではなし(P315
  • 寡聞【kabun】=見聞の狭いこと。多く、自己の見聞を謙遜していう
  • 猩猩【syoujou】=中国で、想像上の怪獣。体は狗【inu】や猿の如く、声は小児の如く、毛は長く朱紅色、よく人語を解し、酒を好む。 オランウータンのこと。 よく酒を飲む人。大酒家。 酒・酢などの上に集まる虫。
  • サボタージュ=(20世紀初め、フランスで争議中の労働者がサボ(木靴)で機械を破壊したことから) 労働者の争議行為の一。仕事に従事しながら、仕事を停滞させたり能率をおとしたりして、企業主に損害を与えて、紛争の解決を迫ること。怠業。サボ。 俗に、なまけること。
  • アウトロー=(「法の埒外【rachigai】」の意)社会秩序からはみだした者。無法者。
  • 谷町【tanimachi】=相撲界で、力士の後援者、贔屓【hiiki】筋のこと。明治末年に大阪谷町筋の相撲好きの外科医が力士から治療代をとらなかったことからという。
  • 杓子定規【syakushijougi】=(杓子の曲がった柄を定規に利用したところから)正しくない定規ではかること。 一定の標準で強いて他を律しようとすること。形式にとらわれて応用や融通のきかないこと。「−な考え」「−に解釈する」
  • 草々不一【sousouhuitsu】=手紙の末尾に添えて、走り書きで十分に意を尽くしていない意を表す語。
  • 拝啓=(「つつしんで申し上げる」の意)手紙の冒頭に用いる挨拶の語。謹啓【kinkei】。粛啓【syukkukei】。「−春暖【syundan】の候」
  • 日和見主義【hiyorimisyugi】=形勢をうかがって、自分の都合のよい方につこうと二股をかけること。政治運動や労働運動で用いられることが多い。
  • バサロ=背泳のスタートの仕方の一。潜水したまま両手を前方に伸ばし、ドルフィンキックで進むもの。アメリカ人、バサロの名に因む。
  • 辛辣【sinratsu】=味がきわめてからいこと。 きわめて手きびしいこと。「−な批評」
  • 冷淡【reitan】=物事に熱心でないこと。あっさりしていること。「子供の教育に−だ」 同情心のないこと。不親切。「−な目で見る」
  • 怜悧【reiri】=かしこいこと。りこうなこと。「−な頭脳」
  • 有り体【aritei】=ありのまま。いつわりのないっこと。ありよう。「−に言えば」
  • ストリーキング=(「疾走する」の意)街頭など人中を全裸で駆け回ること。
  • 閑話休題【kanwakyuudai】=(話を本筋にもどすときに用いる語)むだばなしはさておいて。それはさておき。さて。
  • 守銭奴【syusendo】=金銭の欲の強い人間。金をためるばかりで、使おうとしないけちんぼ。
  • 千枚通し【せんまいどおし】=錐【きり】の一種。多くの重ねた紙を刺し通し、孔をあけるのに用いる。
  • 揶揄【ヤユ】=からかうこと。からかい。
  • 性悪説【セイアクセツ】=荀子【ジュンシ】の性説。人間の本性は悪であるとして、礼法による秩序維持を重んじた。孟子【モウシ】の性善説に対立。
  • 没趣味【ボッシュミ】=趣味のないこと。面白みのないこと。無趣味。ぼつしゅみ。「−の人」
  • 人を呪わば穴二つ=他人をのろって殺そうとすれば、自分もその報いで殺されるから、葬るべき穴は二つ必要なことになる。
  • メフィストフェレス
  • ファウスト的衝動
  • 不気味の谷
  • 〜の勇気
  • 本物と、それとまったく同じ、区別もつかんような偽物と。どっちのほうが価値があると思う?」 「これに対するうちの答は、当然本物のほうが価値がある、やった。忍野くんは等価値やゆうとったかな。けど、出題者によれば、それは両方間違いやねんて。貝木くんはこない言うとったわ。偽物のほうが圧倒的に価値があるってな」 「そこに本物になろうという意志があるだけ、偽物のほうが本物よりも本物だ(P313)…カッコヨス

2009年12月14日月曜日

吉野 弘詩集

作品について
いつかぼくの親友が結婚する時には、この人の言葉を借りて会場での挨拶を終えたい。
人前で自分の言葉を親友に送るのは、少し恥ずかしいから。

学んだこと
  • 土筆【tsukusi】=土から生えた筆(P13)
  • 禅譲【zenjou】=帝王がその位を有徳の人に譲ること(P13)
  • 淡紅色【tokiiro,tankousyoku】=トキの羽のような色(P15)…わずかに灰色のかかった淡紅色のことを鴇色というらしい。
  • 物の本に書いてある(P20)…吉野さんがよく使う言葉
  • 正直な求愛(P27)…なんかよい
  • 海のなかにはアルキメデス(P28)…なんかよい
  • 天餌【tenji】=中村草田男の造語(P40)
  • 氷肌玉骨【hyoukigyokukotsu】=寒中に白い花を開いた梅の木の姿(P45)
  • 人は多分救いようのない生きもので その生涯は 赦すことも赦されることも 共にふさわしくないのに この絵の中の子供は 母なる人に ありのまま受け入れられている そして、母親は ほとんど気付かずに 神の代りをつとめている このような稀有な一時期が 身二つになった母子の間には 甘やかな秘密のように ある(P70)…たしかに、じゃあぼくは赦されたいのではなくて、母の子に対する純粋な赦しが見たいだけなのか。
  • 他人には見えて 自分には見えない幸福の中で 格別驚きもせず 幸福に生きている(P88)…自分をしっかり客観視しないと
  • 幸福の要求ほど良心的なものがあるであろうか=三木清の言葉(P213)

お気に入り
白い表紙(P66)
祝婚歌(P88)
貝のヒント(P143)

PUBLIC ENEMIES

作品について

主人公の名前がデリンジャーであることから、Blankey Jet Cityの名曲DERRINGERと何か関係あるのかと思ったが、綴りが違うからたぶん関係ない。


学んだこと

  • 人は来た道ばかり気にするが、行き先のほうが大事なんだ。…カッコヨス
  • Bye Bye Blackbird …聴かなくちゃ。知らなかった。。。恋人とであった時の記憶は大切にしよう。
  • アンナ・セージの例によってアメリカでは、「赤いドレスの女」("the lady in red")とは「自分を破滅へ導く運命の女」を意味する用語として使われている。…コレもジョークで使えるな。そういや、元カノが私に嫌がらせする時に赤いコート着てたな。
  • ジョン・ハーバート・デリンジャー・ジュニアJohn Herbert Dillinger Jr, 1903年6月22日1934年7月22日)はアメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリス出身のギャング、銀行強盗。1930年代前半アメリカ中西部で銀行強盗を繰り返し、FBIから「社会の敵ナンバーワン」("Public Enemy No.1")に指名された。ボニーとクライドと共に義賊として当時の大衆にもてはやされた。…ボニーとクライドは「俺と悪魔のブルーズ」でも取り上げられている超有名人。

2009年12月13日日曜日

歎異抄

作品について
作者は唯円とされている。
二部に分かれていて、前半(九章まで)は親鸞の語録、後半は唯円の著作。

学んだこと
  • 如信は親鸞の孫(P7)
  • 心は分別して道理を知り、身は行動して事実を感覚するもの(P12)…カッコヨス
  • 衆生【syujou】=生あるものみな(P12)
  • 人知の及ばないところに如来の本願は信ぜられる(P14)…あ〜、ただの教えとしか解釈してはいけないのか。確かに、無限の神の考えを理解できるわけがない。
  • 浄土=不安と苦悩のない境地=涅槃【nehan】(P18)
  • 一個の助詞は文章を生命づけ、感情のデリケートな動きを生き生きと表現して、文章の迫力を増すもの(P31)…難しいなあ。
  • 有情【ujou】=こころあるもの。衆生と同意(P48)
  • わが弟子、ひとの弟子の争いあるところ、指導欲の相が見えてあさましい。(P51)…コレ言われちゃあな。
  • 外道=仏教以外の道(P52)
  • 娑婆【syaba】=雑会と訳す。いろいろの衆生のおるところ。この世。(P55)
  • 経には十念の称名によって八十億劫にわたる重罪が滅ぶと説かれてある。それは十悪・五逆の罪の重いことを思い知らせるものであって、念仏を滅罪の行にせよということではない。(P73)…念仏すりゃ、どんな悪いことしても往生できるなんて、ほんまでっか!?といった念仏滅罪説と闘う唯円。
  • 一紙半銭も仏法のかたにいれずとも、他力にこゝろをなげて、信心ふかくば、それこそ願の本意にてさふらはめ。=たとえ一枚の紙、一文の銭を寄付しなくても、他力に心をうち込み、信心ふかきことこそ本願にかなうものである(P83、85)…新興宗教っていったい。。。

クマのプー太郎②

作品について
子供の頃に見ていたアニメの原作。
漫画もものすごく好みの作品だった。
中川いさみの他の作品もいずれ読もう。

学んだこと
唄ってみよう(P91)…歌の終わりの哀愁がよい。
 
 ねんどなボーヤ
①ねんねんボーヤは
 ねんどなボーヤ
 ねじって ちぎって
 もうあきた
 朝になったら
 よんじゅう はっさい
 
②ねんねんボーヤは
 ねんどなボーヤ
 のばして つぶして
 手がくさい
 朝になっても
 会社は もう ない